人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年もやっぱりハセツネ!


by sugitakasan
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ハセツネ2008 後半戦1!

去年よりも1時間おそく浅間峠を出発。
でも体調もすこぶる良く、気力も充実!
第1関門までのペースとおなじリズムで、土俵岳、丸山をクリアし、標高を稼ぐ。
もう日はすっかり落ちているので、このあたりではあまり無理をする人はいない。
時々飛脚のように抜いていく人はいるが、全体的に固まって走っていた方が安心?なのか、
10人ぐらいの集団のまま、同じペースで淡々と走って(歩いて)いく。
リーダーが走れば、あとの人もみんな走り、リーダーが歩けば、みんなが歩く・・・しかしリーダーがだれかはみんな知らない。
名前も知らない10人ぐらいの集団が、同じ目的に向かって、ムダなしゃべりもせず、黙々と山中に・・・・(なんか面白いですよね)

笛吹峠順調に通過。
去年は早くも亡霊と化していた、笹尾根も順調。 西原峠で三頭山への登りにそなえてちょっと休憩。ジェルCを口に含む・・・・「ん? ん・・・・・・・・・・・・・・・。う~ん。」
今日もジェルが口にできない!
あけてしまったから、気持ち悪くなりながらも無理矢理水で流すように飲み込む。
この前の試走の時も走だったが、どうもジェルCと相性が悪くなってしまったよう・・・。

一抹の不安をかかえて三頭山へ。
しばらくは一人だったが、やがて何人かの集団に追いつき、そして後ろに何人か付き、気がついたらかなりのグループになっていた。
このころからトレイル脇で休んでいる人が目立つ。(風邪をひかないで~)
登りを増すにつれて、前にいた人が一人ぬけ、二人ぬけ・・・
「えー、また俺がリーダー!」
いつもならすぐにリーダを速攻で辞任!の所だが、このときは・・
「よっしゃ! みんな引き連れて山頂いったる!」
とかなりポジティブな自分が

自然とペースもあがり、心拍数もかなりあがり、でも去年30分近くボーッとしていた避難小屋もスルーし、一度もリーダーを譲ることなく、三頭山登頂!
(山頂から大きな声で励ましてくれたスタッフのかた、ありがたかったです!)

かなり腹がへってきたので、相性の悪いジェルCをあきらめ、ジェルPを補給しようとすると、またしても「ん! うんんんん!」になってしまい、まともに飲み込めない。無理矢理水で流し込むと、一気に気分が悪くなってきた。(こりゃやばい・・・)
こみ上げるものをおさえながら、三頭山の下り・・・まともに下れるわけもなく、やはり登りでがんばりすぎたこともあって一気に足にも疲れがきた。
こうなるとリーダーどころではなく、単なるお荷物。渋滞の原因になるので、後ろに人が来る度に立ち止まって「どうぞ・・・」

ますますモチベーションが下がる。
鞘口峠からの急な登りで、一気に足がとまり、だんだん亡霊と化してくる。
(そういえば、去年はこの区間完全に亡霊だった。)
よく見ると、トレイル脇には亡霊どころか、お○くなりになっているかのように土と同化している人や、体育座りをしたまま一点をボーッと見つめている人が・・・・
(普通の登山じゃありえないよね・・・)

一気にモチベーションが0
こうなると頭の中では・・・
「こんな状態で月夜見についても、そこから30kmのりこえられねえ」>「あ~、またリタイアか。 ブログどうすんだ?」
「だからこんな急ごしらえの体じゃ無理なんだ。」
「だれだよ出るって決めたのは!(オマエだろ!)」
「どうせリタイアするんなら、鞘口でリタイヤしといた方が楽だった・・・」
等と 頭の中で日本ネガティブ党の党員たちが、責任追及、なじり合い・・・。

8割方リタイアが賛成派が頭の中でしめているという、限りなく低いモチベーションのまま吐き気にたえながら、かつ動きの鈍った足に気合いをいれることもできないまま、第二CPの月夜見第二駐車場に向かう・・・。



ああ・・・「Stairway to Heaven」が聞こえてくる・・・Jimmy Pageの旋律が・・・
(またしても続く・・・)

by sugitakasan | 2008-10-16 19:19 | トレイルラン